Happy Unbirthday Songs

hokkaido→tokyo/tsukuba→moscow

イ=ランと私、私とことばたち

昨晩はなぜか寝付けず、結局、今朝も空腹に負けて6時ごろ目が覚めてしまった。朝の6時だというのに、外はまだ闇に包まれている。コーンフレークに牛乳をかけて食べる。

 

シャワーを浴びた後、布団の中に入って、soundcloudでイ=ランの曲を流すことにした。飾りのない、遊び心に満ちた彼女の歌い方が好きだ。でもイ=ランの歌はそれだけじゃない。毎日の中で感じる切なさ、でも無かったことにしていつの間にか私たちが忘れてしまっている心の揺れの一つ一つを、歌詞に美しく詰め込んでいる。特に『世界中の人たちが私を憎みはじめた』は、何度聞いても、心の一番奥の方に触れてくる。

 

そんな彼女の曲を聴きながらうとうとしていたら、ある友人のことが頭に浮かんだ。私はその友人のことが大好きだったのだけれど、あることがきっかけで、隔たりができてしまったと感じていた。でも現在、日本から遠く離れた国にいる以上、しばらく会うこともないので、私は友人のことを忘れようとしていた。

でもいきなり、その友人についてもやもやと考えていたことが、しっかりとした言葉になって溢れ出てきた。今まで自分が何を感じていたのか、ちゃんと相手に伝えたいことは何なのかが少し見えたような気がした。

「ふと思いついた言葉は、普段は眠っているものだから、記録しないとまた眠ってしまうものだよ」と、数年前、気功の専門家のある先生に言われたことを思い出した。便箋なんて持っていなかったけれど、もうそのへんにあったメモ帳をつかんで、一気にその人への手紙を書いた。

そのとき湧き出た言葉たちが、本当に私の気持ちを表現できているのか、私にはわからない。でも、私の中にある色んな気持ちは、すべて本当の気持ちで、私の中から出てきた色んな言葉も、きっとぜんぶ本当の言葉なんだと思う。

 

 

お昼過ぎ、домを会場に開催される、一日限りのヴィンテージマーケットに行ってみた。ソ連のものだけではなくて、ヨーロッパ、アメリカ、アジアと、様々な種類の美しいアクセサリーたちが並べられていた。大本命はスペイン産のブレスレットで、フラメンコを踊る男女のかわいすぎる柄に一目ぼれしたのだけれど、値段を見て冷静になった。きれいだなと思った指輪をはめてみても、私が指輪に負けてしまいそうな気がした。結局、財布と気合との相談は、前者に軍配が上がった。

散々迷って、500ルーブル(約800円)で、灯台をモチーフにした金色のピンバッジを購入。サーチライトの部分に、光る石がはめ込まれているのが気に入った。お店の人によれば、80年前のアメリカ産だという。クールだけれど、アンティークへの愛情が伝わってくる女性だった。

 

家に帰って重要な日常会話のとフレーズをとにかく暗記する。一日が新幹線のような速さで過ぎ去っていく。今できることをしなければならないと強く思う。